養鶏業界は飼料価格の高騰により、生産者の再生産可能な取引価格に支障が出てきている。
日本鶏卵生産者協会は平成20年2月12日に『養鶏危機突破緊急全国生産者大会』を開催した。
この大会の中で、卵の価格が昨年並みに推移した場合、コストは27円/パック上昇し、業界全体で1100億円前後の巨額な赤字になると報告された。
その大会から2ヶ月弱が過ぎ、現在の鶏卵価格は果たして他の食品と同様値上がりしているのだろうか。
地養卵も値上げの申し入れを行い始めたが、受け入れてくれた流通業者はない。
大手食品メーカーのように自社製品の値上げを続々と行うような状況化にあっても、鶏卵業界は中小企業の集合体であり、リーディングカンパニーとよばれる企業でさえ業界全体の4%のシェアしかないため、大々的に畜産物の値上げが報じられることはない。
しかし、本当に卵は『価格の優等生』であり、値上げは行われていないのだろうか。