今、改めて見直される“食品の知的財産権”
ブランド卵として地位を確立する「地養卵」の取り組み
業界に先駆け「地養卵」で卵のブランド構築に力を注いできた技研食品が、全国地養卵協会から、3月11日~14日に幕張
メッセで開催される国内の食に関するイベントとしては最大級の「FOODEX JAPAN(フーデックス ジャパン)」に出展する。出展は、2回目。

今年は「食品の知的財産権」という見地から、「地養卵」の商標権についても、アピールしていく。
■ 食のブランドを守り続ける 知的財産権の重要性とは

去年から今年にかけて話題となった知的財産権問題といえば、東国原英夫宮崎県知事が自身のキャラクターイラストを自由に使うことを認めていた件がまず思いつくだろう。確かに東国原知事=宮崎県で知名度は上がったものの、それに便乗して、宮崎県とは無関係の商品や偽装食品にまで使用されたことが、イメージダウンにつながってしまっているとして議論が続いている。

発明、意匠、商標、著作物、及び営業秘密等を「知的財産」といい、それらの創作者に与えられる権利が「知的財産権」である。商標は1つひとつがその所有者によってしっかり管理されて、安心のブランドとして認知されるもの。知名度を上げたいが、管理ができなければ、息の長いブランドとはなり難い。

食品でブランド管理を行い、多くの人にその良さを知ってもらうことは、直接の消費者の安心感に結びつく。

例えば、フランスではボルドー産のワインや、イタリアのパルマハムなどは、品質管理を徹底し、独自のイメージをつくりあげ、ブランド管理を厳重に行うことで、世界各国に対してのブランディングに成功している。

しかしながら、日本ではあまり行われてこなかった現実がある。そんな中、食品の知的財産権という立場を意識しながら、26年前から取り組んできたのが「地養卵」なのだ。
 
■ 卵のブランド確立にいち早く取り組んできた「地養卵」

飼料にこだわった卵や放し飼い等の飼い方にこだわった卵を特殊卵というが、この特殊卵の中でも独自の地位を築いている「地養卵」。発売から着実に販売実績を伸ばし、2007年には1500万パックを超えるヒット商品となっている。

<「地養卵」の特長>
通常の飼料に「木酢液」「海藻」「ヨモギ」などを混ぜた飼料を加え
● 体内環境を整えた健康な鶏から生まれた安全かつ上質な卵を実現
● 卵の臭味を廃除している
● 卵本来の味が際立だった、甘みとコクをもつ卵である

※「木酢液」とは……厳格な管理基準に基づいて採取した広葉樹の炭を燃やし、そのときの煙を冷やし採取したもの。
約200種類もの有効成分を含む。

厳重な商品管理と品質向上の努力の結果として獲得した「地養卵」ブランド。
しかしながら、ほかの卵に混ぜて加工されたものにも「地養卵」と謳われることがある。
依然として “食品についての知的財産権”への意識が低いなか、技研食品でも現在までに商標差し止め請求を5件ほど行っている。
今後もおいしくて安心の「地養卵」普及のために、“食品についての知的財産権”の啓蒙を行い、量販店だけでなく、外食産業、食品メーカーへ浸透させていく。
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